『甲賀支部 水子供養』
- 2016.05.24 Tuesday
- 支部行事
- 23:58
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- by rkkkinkishiga
五月です。若葉が芽吹き、淡い黄緑色のベールにやまやまの
あちらこちらに浮かび上がり、また、我が家の庭にはピンクや白
のつつじ、かわいいスズラン、鳴子ユリ等々……それぞれの精
いっぱいの姿に心が和みます。
さて、今月の会長先生のご法話は
「持ち味を発揮する」です。
私はご法話のタイトルを目にしたとき、瞬間に私の持ち味って
何だろう?私には持ち味ってあるの? と、自問しました。
―おでんのように―
会長先生は
持ち味という言葉を聞くと、鍋のなかでおいしく煮えるおでんが
思い浮かびます。一つの鍋のなかで、具材が相互に味を引き
だしあいながら、しかもそれぞれが持ち味を発揮する。
しかし、私たちに目を向けると
持ち味を自覚するのは確かに難しく、ましてや部屋に閉じこもっ
て一人であらこれ考えても、なかなか見つからないのです。
そこで、自分のことを知りたければ、まず外に出て、人と交わっ
たり、一緒に体を動かしたりするといいと思います。すると、自分
が本当に好きなことや自信のもてる何かが見つかるのです。
「持ち味は縁によって開く」ということです。とあります。
わたしは、今年から支部長のお役を頂きました。様々な方との
ご縁を頂き楽しく有難く精一杯の日々です。この頃何人もの方か
ら以前の時と雰囲気が変わってきたね。よく笑うねと声をかけて
頂きます。
自分では分からないのですが、支部という鍋に入り(縁を頂き)私
の味がまた一つ引き出されたのかな?とうれしく思いました。
いろんな方と触れ合いながら相手の持ち味も引き出し、私の持ち
味をも引き出して頂けるのですね。
―ダシが決め手―
能力や才能だけでなく、私たちも花のように、そこにいるだけで
すでに持ち味を発揮している ―― そのような一人ひとりである
ことを発見するのです。
それは、たとえば単に短所を長所と見るような、いわばテクニック
ではなく、短所も長所も含めて「あなたは大切な人」と称え、すべて
を生かす温かなまなざしです。
今年6歳になる孫が時々顔を見せに我が家に帰ってきます。何か
特別なことをするでもなく、只々はしゃいでいる様子を見ているだけ
で嬉しく、有難くて、私を和ませてくれます。孫に対してはどんなこと
もすごいねって丸ごと受け入れられるんです。持ち味って特別なよ
うに思っていたようですが、孫を通してみるとそうではないようです。
しかし、主人とはどうだろう?娘たちには?日々出会う方には?と
思ったとき、持ち味を引き出す触れ合いどころか、心を閉ざさせる
こともしばしばです。そんな私ですが、やはり短所も長所も含めて
「あなたは大切な人」と見ていける、温かな人間でありたいと願いま
す。
次に、私心なく世のため人のためにと働く菩薩行も、私たちにでき
る持ち味の発揮の一つです。とあります。
まずは、すごい・すばらしい・さすがと自他共に称え思いやりの心で
触れ合い、自他の持ち味を引き出していけるよう明るさ・やさしさ・
温かさをもって今月も精進させていただきます。
合掌
甲賀支部 支部長
(会長先生ご法話 佼成5月号より引用)