平成26年次「第8回カンボジア平和使節団」に参加しました
日時 平成26年3月26日〜31日
第8回カンボジア平和使節団に参加されました3名の方より感想文が
届きましたのでご紹介させて頂きます。
Sさん
三月二十六日から三月三十一日で第八回カンボジア平和使節団に参加させて頂き、スラムやスナーダクマエダ孤児院の子供たちとの交流、JVC試験場での農作業ではカンボジアの現状を自分の目でしっかりと見て、肌で感じ取ることが出来ました。そして改めて自分の置かれている環境がどれだけ恵まれているか、感謝の気持ちでいっぱいになりました。トゥールスレイン刑務所やキリングフィールドでの慰霊供養では、目に見えないものを心で感じることが出来て「命の尊さ」「ご供養のありがたさ」を学ぶことが出来ました。そして「その命をどう使わせて頂くのか」が自分がこれから皆さんにお伝えさせて頂く中でとても重要なことだと教えて頂きました。今回参加した総勢二十八名の仲間やカンボジアでの仲間との交流を通して、「縁」の大切さを学ばせて頂きました。また、今回の参加に関して周囲の方々のお陰さまと感謝しています。ありがとうございました。
Hさん
今回の渡航を通して多くのことを学びました。その中でも特に印象に残ったことを2つ述べたいと思います。1つ目は、あらゆる面で日本は恵まれているということです。例えば、日本では、食べ物や飲み物が有り余るほどあります。そのため、食べたい時に食べ、飲みたい時に飲むことができます。しかも、それらは安全で味も様々なものがあります。一方、カンボジアでは1日に三度の食事が満足に食べられず、今日を生き抜くのがやっとの人々がたくさんいることを知りました。また、日本での整備のされた道路や下水道の完備されたトイレ、停電のない生活に慣れた私はそれが当たり前だと思っていました。しかし、カンボジアの暮らしを体験してみて日本で当たり前だと思っていることは実は当たり前ではなく、非常にありがたいことだと感じました。
2つ目は、今ある命を大切にしなければならないということです。渡航の2日目にキリングフィールドとトゥールスレン博物館に訪れ、虐殺された人々の遺骨や生々しく残っている血痕を見ました。当時、何の罪もない人々が無差別に殺された様子を想像すると本当に心が痛みます。そして、どんな事情があったとしても人が人の命を殺めることは決して許されないことだと強く思いました。また、自分の命も同じことが言えます。生きたくても生きられなかった人のためにも、今ある命を大切にし、精一杯生きていきたいです。
Kさん
滋賀教会青年部では、カンボジアに井戸建設の支援をさせて頂く"Smile Project"をすすめています。今回のカンボジア平和使節団に参加させて頂いて、"Smile
Project"の井戸見学の時間も頂き本当にありがとうございました。シェムリアップ州にある2つの井戸を見学させて頂きましたのでお伝えさせて頂きます。1つ目の井戸は、1家族5人で使用されています。この家では砂糖菓子を作られています。水の使用用途は、砂糖菓子作り(道具を洗ったり)、植物の栽培、飲み水などがあります。水がないと植物も枯れ、野菜が食べられなくなります。乾季の時期の水はとても貴重だと感じました。2つ目の井戸は、ご近所から女性と子供たち8人ほどが集まって食事などを作られている場所にありました。「あなたにとって井戸はどういう存在ですか?」という質問に「やはり命です。飲むため、浴びるために使用しています」と女性が答えて下さりました。支援先の方々に喜んで頂いている姿を目の前にして、嬉しくて胸がいっぱいになりました。"Smile
Project"は5年前から立ち上げ、今では10基の井戸があります。少ないなとも感じましたし、少しずつでも続けてこられたことが良かった!とも思いました。井戸の資金は、ひとり一人が募金をしたり、バザーやフリマの収益であったりです。同じ地球に生きているみんなが笑顔になって欲しい!!世界に笑顔の輪を広げよう!!という願いの"Smile
Project"です。支援して下さっている滋賀教会のみなさん、私たちとカンボジアの架け橋になって下さっているNGOの方、この他にも支えて下さっている沢山の方々、本当にありがとうございます。これからも"Smile
Project"頑張ってすすめて行くことを決意致しました。
ありがとうございました。
2014/05/05追加 教会道場に報告壁新聞が貼り出されました。
- 2014.04.28 Monday
- 近畿支教区
- 01:02
- comments(0)
- -
- by rkkkinkishiga