ゆめポッケ発送式
- 2012.08.22 Wednesday
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- 01:12
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- by rkkkinkishiga
夏本番の八月を迎えました。
八月は広島・長崎の原爆や戦争犠牲者慰霊の月です。
又、地域では夏まつりが催されたり、お盆のお墓参りや、
ふる里の帰省もされる方も多いのではないでしょうか
今月はいのちの尊さや人と人とのご縁をどう結んで
いくのかを、会長先生のご法話から学ばせて頂きます。
今月は足し算・掛け算の人間関係です。
異なるものを尊重する
「すべてのものごとは縁によって起こる」(縁起)
仏教の基本です。
人と人との関係でも、結びあう縁によってさまざまな現象が
生まれます。
双方にプラスとなる足し算の関係・相乗効果を生む掛算の
関係,そして引き算のような負の関係・・・。
負の関係とは、自分と意見の合わない人を嫌いな人と見
たり、悪感情を抱いてしまって人間関係がこじれてしまう。
このような経験はありませんか?
だから 自分と気の合う人や自分の都合のいい人と
つきあいたいと考えます。
気が合う人・都合のいい人といると とっても楽な気持ちがします。
しかし、会長先生は 自分の都合のいい関係は
必ずしも自分を豊かにするとはいえないようです。
たとえば、いつも顔なじみばかり集まっていると やがて
お互いの関係が単調になり、話題や関心も広がらないので
発展性に欠けていきます。と教えて下さり、顔なじみは
いいけれど、考えたりすることもなく、新たなことも発見
出来にくいです。
自分とは異なる者と縁を結ぶことが、より発展性や創造性に
富むことになり、そこに人生の妙味があるといえます。
それぞれの個性を認めて尊重していくことですね。
人生のうまみを味わえることは素晴らしいです。
自分の足を引っ張るような相手も排除することなく受け入れて
いくことによって、人生の可能性が大きくなるということです。
善い・悪いという相対的な価値観をすてていくことだと思います。
絶対的な見方である いのちの尊厳を見つめていくことが大切です。
大らかな心で
自分とは異なる人を受け入れ、お互いに持ち味を発揮しあうために
大切なことがいくつかあります。
一つめ 自己を確立すること
「自分を尊べる人になる」
自分のいのちの尊さに気づくこと、人間として生まれた
有難さに気づくと他のいのちも尊くなり、互いに尊重する
といううことです。
私にも 仏さまの心があり、相手の人も仏さまの心がある。
二つめは 誠実に、正直に、ことに当たる姿勢を貫くこと。
仏法に基づいて 誠実に正直になるということです。
身近でたとえば、けんかをした夫婦の関係において
誠実さや素直さ以外に修復のいとぐちは見つからない。
ケンカをして何日も口をきかなかったりして 毎日が不愉快
に過ごしたことはありませんか?
夫婦だけでなく、友達も、会社でも経験があるかもしれません。
修復の実践は
朝のあいさつや呼ばれたら「拝」と返事をする。
?おはよう?や?拝?は相手の存在を認めることです。
三つめは 相手との違いを認めること
意見の違う人がいるから自分も啓発されるし
違いがあるからおもしろいのです。
もし相手との違いを認められないときには、自分の進むべき
道を いま一度見つめ直してみてはどうでしょう。
理想に向って専念していると、人との違いなど気にならなく
なります。
むしろそうすることで相違を向上の糧に転換できるかもしれません。
目が外に向いていると意見があわないとか 嫌いだとか
人を批判する目を内に向けると自分にも他人を批判できない
自分の気づかなかったことを教えてもらったと受け取ると大らかになります。
こうした姿勢の根底となるのは「天地同根,万物一体」
というおおらかな心です。
この世の万物万象が自分のいのちを支えている。
「生きている」というより「生かされている」
天地の万物に生かされている。
大らかに人と和らぎ親むとき、どんな人間関係も
すべてが掛け算どころか無限の可能性を帯びてきます。
出会う縁をプラスにするのもマイナスにするのも
自分の見方しだいです。
大らかにご縁をかみしめると、その人との出会いが
人生を豊かに彩る宝ものに変わることでしょう。
と会長先生のご法話から学ばせていただきます。
今月は彩る宝ものをたくさん味わって、家庭の中で
地域に社会に生かして発展性・創造性に富んだ
人間関係を結んでまいりましょう
合掌
関戸快枝