秋の空、澄んだ空気、滋賀の広大な田園に沈む
夕日がとてもきれいです。
夜空の星をじっくりと見上げてみたら、あまりにも
美しく感動します。
今月は、会長先生より?ともに法の世界へ?
をご法話下さいました。
人さまのために、心をかけてともに法の世界へ
まいらせていただきましょう。
幸せを感じ、感動を伝えて十月を歩んでいき
たいと願っています。
感動を伝えよう
釈尊は衆生を救うために
「さあ、法を伝える旅に出よう。多くの人の
利益(りやく)と幸福のために法を説こう。世間を慈悲の
眼でみつめ、この世界すべての安楽のため、
真理にかなった実践を説き示そう」
という「伝道宣言」を発せられました。
釈尊の胸には、真理を悟られた感動や、法を
人びとに伝える喜びが満ちあふれたように
思われます。と会長先生はご法話下さり、私達は
釈尊の感動があったからこそ、法にめぐりあえたのです。
私たちもまたご法と出会い、それぞれに感動
や喜びをいただいて現在に至っています。
その感動や喜びは、まさに救いそのもの
だったといえます。
一心に私の幸せを祈り、導いて下さった方がいて下さり、
喜び、悲しみ、苦しみを一緒に共に歩んで下さったことは、
本当に救いそのものだと思います。
そうであれば、釈尊と同じようにそれを布教伝道の
エネルギーに換え、仏さまの教えにふれて救われた
感動、そして喜びを人さまにお伝えするーそれが、
私たちの大切な使命といえるのではないでしょうか。
と会長先生のご法話から、釈尊と同じように私達にも
布教伝道のエネルギーに換えて、人の喜ぶ姿がまた
新たに感動を呼ぶものだと、思わせて頂きます。
人は慈悲に導かれる
「ありがたい」「うれしい」という感動や喜びは
人に伝えずにいられないもので、とくに信仰の
世界では、その心情を素直に表現すると、それが
救いの契機となり、また新たな感動を呼びます。
ご法というと、むずかしいことのように思いますが、
私達が、毎日生活している中での、感じたこと、
当たり前に思う中に、幸せを感じる心を伝えて
いくことが大事なんですね。
会長先生は、そのようにして、人と出会い、
法をお伝えすることによって思いやりが深まり、
人格が磨かれる機会が多くなっていくのです。
その意味で、布教伝道は私たちの精進そのものと
いえます。
と教えて下さいました。
明るくやさしい人格が磨かれていくと思うと布教伝道は
楽しくなってきます。
釈尊の布教伝道が大いなる慈悲心に始まったことから
しても、人を導くのはやはり慈しみ深い心といえましょう。
慈悲は、いのちそのものに具わっている私たちの
人間の本性といえるのです。
私達は人として生まれ、いのちを頂き、ちゃんと具わっ
ている慈悲の心を大いに発揮する十月となりますように、
ともに法の世界へ飛び出しましょう。
合掌
滋賀教会長
関戸快枝